対話型似顔絵作成システムNIGAO


(NIGAO: Interactive Caricature Drawing System)

English version

Hideki Matsui Arnold Schwarzeneggar Waka Inoue Sayaka Aoki
Asasyoryu Brad Pitt Michael Jackson Syunsuke Nakamura
Takafumi Horie Kazuki Enari Shinzou Abe Ichiro Ozawa
Issei Ran Makoto Fujita Daisuke Naito Gorgeous Matsuno
NIGAOで作成した作品例(顔の上にマウスを置くと名前が表示されます)


★「週刊サッカーダイジェスト」の編集後記で編集者の似顔絵も描いています(メガネや体などは手描き)★



概要


NIGAOは人間とコンピュータが協力して似顔絵を作成していくシステムです. 写真などの入力は必要ありません.

以下のような目的で開発しています.

  • 誰にでも(絵心の無い人にでも)「対象人物の印象を反映した似顔絵」が描けるように支援する
  • 印象を可視化するツールとして,心理学などの研究に役立たせる
似顔絵を描くという行為は,「相手の印象をとらえる」という部分と「その印象を似顔絵として表現する」 という部分に分けられますが, NIGAOでは,前者を人間に任せ,後者をコンピュータで実現します. そのため,ユーザならではの視点で似顔絵を作ることができます.
同じ対象人物でも,見る人によって捉える印象が異なってくるため,ユーザの数だけ 似顔絵ができてきます.

★ダウンロード★
  • 説明用パネルはこちら(834KB).
  • 似顔絵作品集はこちら(672KB).
  • デモビデオはこちら(45MB).
  • 体験版(機能制限版)はこちら (464KB,動作環境:Windows XP以上).

似顔絵作成方法


顔の印象をとらえる場合,以下の2つの要素がからんでくると考えられます.

  • 全体の雰囲気(例:眠そうな顔)
  • 顔部品の形や位置関係(例:大きな目)
人によってこれらの重みが違ってきます.NIGAOでは,これらを別々に操作できるように, 以下の2つのモードを適度に切り替えながら似顔絵を作っていきます.

  • 対話型GAによる似顔絵進化モード
  • 顔部品選択・位置形状調節モード
前者は,提示された顔集団の中からユーザが選択していくことで似顔絵を作るモードで, 対象人物のイメージがあいまいな時や顔全体の雰囲気を近づけていきたいときに 効果的です.後者は,ユーザが直接顔部品の位置形状を操作できるモードで,ユーザの イメージをダイレクトに反映させることができます.また,前者のモードで進化した 似顔絵の微調整としても使えます.


似顔絵モデル


各似顔絵は特徴点をspline曲線で結んで描かれており,前髪や目などのレイヤーを重ねる ことで表現されています.

以下のものをパラメータとしてもっています.

  • 特徴点の座標値
  • 属性(線の表示・非表示や,線の結び方を切り替える機能)



他の作品例





発表文献

記事,WEB

作品・展示・ワークショップ



Harashima & Naemura Lab. Research Projects
Toshiaki Nakasu Web Page
E-mail: nakasu★pon@hc.ic.i.u-tokyo.ac.jp (「★」を「p」にしてください)