研究内容



  1. 顔の表情と動きに関する顔合成システムの開発
  2. 顔器官自動抽出に関する顔認識システムの開発
  3. 「顔画像」の分析と顔合成システムへの適用技術の開発




研究概要

我々人間は、文字だけでなく、表情、音声、身振り、手振りといった様々な手段を通じて、コミュニケーションを行なっている。コンピュータや情報・通信システムとの間でも、人間を相手にするのと同じ様にコミュニケーションを行なうことができれば、より自然で円滑な、人間に優しい情報環境を構築できることになる。この様な観点から、人間と同様に感性を備えた、マルチモーダルに対応できる擬人的なエージェントの実現に対する要望が高まってきている。 特に、 顔は我々にとって非常に身近な存在であると同時に、表情、仕草、発話を始めとした様々な情報を担っており、その取扱いは極めて重要である。顔情報の取扱いに関しては、工学分野だけでなく、心理学、人類学、歯科、化粧、芸術分野等でも近年関心が高まっており、研究用の共通のツールの整備が強く望まれている。
このような背景のもとに、平成7年度より、顔並びにエージェント関連で研究実績を挙げてきている国内十余の研究グループの協力を得て、「感性擬人化エージェントのための顔情報処理システムの開発」を行った。具体的には、擬人化エージェントにおける「顔」の役割に着目し、大きく認識、合成、印象の3つの観点から研究開発を行なった。平成7年度においては、感性擬人化エージェントのための顔情報処理システム構築に必要となる、合成、認識、印象の各々に対する研究動向の調査並びに基本的な処理アルゴリズムの検討・開発を行なった。平成8年度においては、処理アルゴリズムの改良について検討を行なうと共に、顔情報処理システムとしての基本的なソフトウェアの開発を進めた。最終年度の平成9年度は、GUIを含めて、認識・合成に関に、顔認識・合成システム を完成させ、その総合評価を試みた。