PC版顔情報処理ツール「FaceTool」の拡張ツール(平均顔作成)
目次
- 概要
- 動作環境
- インストール方法
- 使用方法
- 制作・著作
- 更新履歴
- 概要
IPAによるPC版顔情報処理ツール「FaceTool」の拡張ツールとして、東京大学工学部電子情報科原島・苗村研究室によって作られた平均顔作成ツールです。
- 動作環境
Windows XP/2000/NT/98/95において動作します。
- インストール方法
まずPC版顔情報処理ツール「FaceTool」がインストールされていることが必要です。
「FaceTool」はIPAの感性擬人化エージェントのページからダウンロード可能です(顔合成システム操作マニュアルのダウンロードも推奨)。ダウンロードしたセットアッププログラムを実行し、InstallShieldにしたがってインストールを行ってください。
その後に拡張ツールとして、平均顔作成ツールをダウンロードします。ダウンロードしたアーカイブを解凍し、適当なフォルダに保存してください。アーカイブ内容は以下のようになります。
アーカイブ内容
Heikin.exe |
平均顔作成ツール |
Dialog.gif |
ダイアログ画像(サンプル) |
miss.bmp |
ミス日本平均顔(サンプル画像) |
miss.pnt |
ミス日本平均顔(サンプル構造情報) |
- 使用方法
- まず平均顔を作成する元画像を複数用意します。元画像は人物の正面画像を、カラーのビットマップ画像(ビットの深さ24)として用意してください。画像サイズは600×600前後のサイズ(正方形もしくは横長の画像)を推奨します。
- 次に用意したすべての画像について、FaceToolの中のFaceFitを用いて顔のモデリングを行います。モデリング方法は、FaceFitのマニュアル(FaceToolとともにダウンロードしていただいた「顔合成システム操作マニュアル」)に従ってください。髪については平均を行わないのでフィッティングをする必要はありません。平均顔作成用のフォルダを作成し、フィッティングを行ったファイル(pntファイルおよびbmpファイル)をすべてそのフォルダに移動してください。
- Heikin.exeを実行します。ダイアログのフォルダ参照@のボタンを押して平均顔作成用のフォルダを指定してください。実行Aボタンを押すと平均顔作成が始まり、フォルダ内にaveraeg.bmpおよびaverage.pntという名前で平均顔が保存されます。実行ボタンを押す前に背景の混合を行うBチェックボックスをチェックしておくと顔の輪郭点を制御点とした背景の2次元モーフィングを行います。
※実行フォルダ中の顔データはbmpおよびpntファイルが同じ名前で保存されていなければなりません。また実行フォルダの中のaverageで始まる名前のファイルについては平均を行いません。
ダイアログサンプル
実行フォルダ
- 制作・著作
東京大学工学部電子情報工学科原島・苗村研究室
(財) イメージ情報科学研究所
- 更新履歴
1999/2/10 公開しました。