苗村研究室 / Naemura Lab @ The Univ. of Tokyo
メンバープロフィール

TAKEI Shohei
学術支援専門職員
空間と人間の関係に興味を持ち、空間をリアルタイムにコントロールする技術の研究を行っています。
「空間」とは、「私たちの行動を制限するもの」、あるいはもっと一般化して「環境の振る舞いを制限するもの」としてまず捉えることができます。例えば、家屋という空間は、もともと風雨や動物の振る舞いを制限するために形成されています。空間に対して私が面白いと思う点は、私たちの行動や意識が、空間の在り方によって非常に多様な変化を見せるということにあります。家屋の例を考えると、家屋という空間の形成は風雨や動物の振る舞いを変化させるだけでなく、人間の物理的な行動の変化はもちろん、家族意識やプライバシー意識といった社会的変化や、安全性だけでなく快適性を追求する意識の芽生えといった価値観の変化など、人々に多様な変化をもたらしました。そして、こういった変化に対して空間は、必要に応じてその形状を変形させることで対応し、人々に次なる変化をもたらしています。つまり、空間はもはや環境の振る舞いを制限するだけのものではなく、しばしば無意識的、不可避的に人間の意識や行動を方向付けるものでもあるのです。空間をリアルタイムにコントロールするということは、私たちが意識的に実行することが難しい事柄(例えば、災害時の冷静な行動、円滑なコミュニケーション、感情の制御など)を、無意識的、不可避的な作用で実行させ得ることを示唆しています。
このような考えを背景に、現在、建築設備や空間演出装置としての応用を睨んだ三次元形状表現システムの開発に取り組んでいます。三次元形状表現システムとは、物理的に形状を変化させることのできるデバイスです。これまでにも形状の変化を実現しようとするデバイスは研究されていますが、装置の機構が大型かつ複雑であることが大きな問題でした。この問題に対して、装置の小型化を実現するアクチュエータを独自に考案し実装することで、三次元形状表現システムの実用化を目指しています。
| 1984年 | 岐阜県各務原市に生まれる |
| 1999年〜2004年 | 岐阜工業高等専門学校 電気工学科 |
| 2004年〜2006年 | 名古屋大学 情報文化学部 社会システム情報学科(三年次編入学) |
| 2006年〜2009年 | 株式会社 丹青社 |
| 2010年〜2012年 | 東京大学大学院 学際情報学府 先端表現情報学コース 修士課程 |
| 2012年〜 | Studio DESIGN PHENOMENA 代表 |
| 東京大学大学院 情報理工学系研究科 学術支援専門職員 |